宮崎県川南町で獣医さんが育てる放牧豚“放牧うどんもトン”のネット販売をしています。

放牧うどんもトン

農場のこだわり

獣医さんが育てる放牧豚“放牧うどんもトン”

私は臨床獣医師です。2017年2月から診療先で信頼ある養豚農場から3~4ヶ月の子豚を購入し放牧豚飼育を始めました。
遊びではありません!日本の社会問題、とりわけ農業・食糧・環境問題を真剣に考え実践的に取り組んでいきます。
獣医師だからこそできる とこ“トン”こだわりぬいた豚肉を作り上げていきます。

農場のこだわり

当農場は宮崎県のほぼ中心部に位置し自然豊かな尾鈴山の麓にあります。農場のある「鵜戸の本(うどのもと)」という地区は地元の方から「うどんもと」と呼ばれ親しみのある地域です。「放牧うどんもトン」はそれに由来したものです。

「農場」といっても正確には「耕作放棄地」です。
日本の現代農業は、後継者不足、少子高齢化による農畜産物消費の減少、さらに政府の農業政策によるTPP参加や小作を切り捨て大規模化せよの号令のもと益々農業者人口が低迷しています。このことにより条件の悪い土地や後継者のいない土地は耕作放棄地と化してしまいます。ここまで読むと「農業はお先真っ暗」と思ってしまいます。そんなことはないんです。視点を変えればこれほど面白い職業はなく努力と工夫次第なのです。
とは言っても、楽ではない「農業」だと思いますが、気楽に自然の摂理に基づき自然と時の流れに任せ楽しい“楽農”を実践すべく立ち上げました。

そして獣医業を本業とする「楽農家」になりました。
足尾銅山鉱毒事件で知られる田中正造は「国家の本は国土である。国土を尊ぶべく愛するべく、培わねばならない。従って国土の上に行われる農業は国の本である」と説いています。国土すなわち農地を有効利用するために循環型農業の実践の場としていきたい。そんな思いからとこトンこだわってみようと始めました。
豚は色々な品種や配合により体重、産子数、味が異なると言われておりますが、品種や系統にこだわらず、自然の力を借りて本物の豚肉を作り上げてみたいと思います。それは、大規模生産とは一線を画した極小規模だからできる自然と一体になったこだわりの業です。

放牧された豚はストレスなく、のびのびと放牧地をかけ回り、泥遊びをしながら、日向ぼっこをしながら、季節の野草、木の実、野菜をお腹いっぱい食べて暮らします。不足分をエコフィードで補いながら商業ベースで飼育されている豚の2-3倍以上の期間をかけゆっくり大切に愛情を持って仕上げました。

獣医さんの育てた愛情あふれる肉本来の香り、食感、旨味を兼ね備えとこトンこだわりぬいた極上の自然の恵みをご賞味ください。

循環型農業をめざして

天

雨・風をしのぐだけの環境で暑さ、寒さは厳しい自然のままです。放たれた豚は穴を掘ったり雑木や竹林の中で雨や暑さをしのいでいます。自分たちで開拓した更地で南国の降り注ぐ太陽を全身に浴びてゆっくり昼寝を楽しみます。

地

耕作放棄地となった50aの土地に柵を設置し約40aを開放しました。私の診療先である信頼ある養豚農場から3-4ヶ月齢の子豚を購入し放牧しました。放牧当初は、草叢、竹藪に覆い尽くされており環境の整った養豚場から来たばかりの豚たちは歩くことさえままならない状態でした。1-2週間もすると環境に慣れ足取り軽やかに走れるようになってきます。
自分たちで決まった場所を排泄場所とし、ある程度貯まったらまた別の場所を排泄場所とします。排泄物が時間の経過により堆肥化・分解されたら自分たちで掘り返し良質な土壌となります。

食

自然に優しく循環型農業を目指し、放牧地内の雑草、雑木、竹、土の中の昆虫を主に食べ、季節ごとに野菜、果実、木の実を与えます。不足分はエコフィードのみ。草食動物なみに雑草や野菜を食べます。

人

とにかく愛情を注ぎます。そのため、どの豚も寄ってきて体をこすりつけたり、甘噛みをしたりしてとても人に慣れてくれます。お腹をさすってやるとゴロンと横になりマッサージをしてあげると気持ちよさそうにいつまでも寝ています。

健康管理

獣医師の本領発揮です。毎日しっかり観察。
とにかく観察し、よく触診します。多少の体調不良でも自然治癒力に任せ見守ります。
1頭、足が痛くなった程度で現在のところ病気知らずです。

健康維持、特に免疫力や腸内細菌の強化として17種類の漢方生薬が配合された「獣医散」、広葉樹の樹皮を木炭粉末化させたものと木炭製造過程で出てくる木酢液とを混合させた「ネッカリッチ」を毎日与えています。
いずれも宮崎県の会社が作る国内あるいは世界に供給する天然素材です。

獣医散
ネッカリッチ

また、野外ですので内部寄生虫(お腹の中の虫さん)の駆虫薬を3~4ヶ月に1度投薬しています。 放牧当初はダニがたくさん寄生しておりましたので外部寄生虫駆除剤を使用しましたが、現在はダニもいなくなり使用しておりません。

開墾の様子

2017年2月 放牧開始時の状態

放牧場内の竹藪の様子

2017年4月 放牧から2ヵ月

2017年12月 放牧から10ヶ月:このエリアは草木がなくなり土がむき出しになりました。

豚の様子とふれあい

2017年2月 最初に導入した2頭。ブロッコリーの余りをムシャムシャ。

2017年4月 環境にも人にも慣れ精神的にリラックス。放牧場の開墾で疲れた体をマッサージしてあげます。気持ちよさそうに目をつむって脱力感丸出し!

2017年4月 別の豚も寄ってきてマッサージのおねだりです。

2017年4月 みんなで川の字になってお昼寝タイム。

2017年4月 マッサージの延長です。お客さんこってますね~

豚みずから作った自家製プール。きもちい~!このスペースに3頭が横たわるのは狭そうです。この後、この“プールの拡張工事”が行われすぐ横に2つのプールがつくられていました。

2017年6月 毎日暑い日が続いています。水浴びが日課になりました。今日は泥んこプールの独り占め!泥あびはたまらんな~~~。

2017年12月 畑の雑草を食べています。草も良く食べます。

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